残業代しらべ/記事一覧/制度と割増/裁量労働制の残業代

制度 — DISCRETION

裁量労働制でも残業代は出る。
みなし時間を超えた分

裁量労働制は「働いた時間に関係なく、決めた時間働いたとみなす」制度です。ただし、割増賃金がすべて不要になるわけではありません。

公開 2026.10.23改訂 2026.10.23根拠 労働基準法 第38条の3

よくある相談 — Q & A

相

相談者

裁量労働制なので残業代はゼロ、で合ってますか?

答

回答者

合っていません。みなし時間で計算しますが、法定休日35%と深夜25%は別枠で必要です。

相

相談者

実際はみなしより長く働いてます。

答

回答者

みなし時間が8時間を超える場合は、超えた分に割増が必要です。制度の要件も本文で確認できます。

詳しい条件と計算は、この下の本文で確認できます。

01

みなし時間で計算する

専門業務型・企画業務型のいずれも、労使で定めた時間(みなし時間)を労働時間とみなします。みなし8時間なら、実際に6時間でも10時間でも、8時間分の賃金です。

10時間働いても、みなし8時間なら2時間分の割増は発生しません。ここが裁量労働制の特徴です。

02

割増が必要な場面

  • 法定休日の労働35%が必要。
  • 深夜労働25%の加算が必要。
  • みなし時間が8時間を超える場合超えた部分に25%。

「裁量労働だから残業代ゼロ」は誤りです。休日と深夜は、必ず確認してください。

広告

03

制度の要件

対象業務は法令で限定されています。企画業務型は、労使委員会の決議と労働基準監督署への届出が必要です。手続きがなければ制度は成立せず、実際の労働時間で計算します。

よくある反論 — 会社の言い分と、こちらの整理

会社が言いがちなことこちらの整理
裁量労働なので残業代は出ない みなし時間を超えて働いた分は割増が必要です。
みなし時間内なら何時間働いても同じ 賃金の計算は同じでも、深夜割増は別に発生します。
制度を適用しているので有効 労使協定や本人の同意、対象業務の要件を満たす必要があります。

未払い残業代が請求できるか、確認する。

月給・残業時間・入社と退職の年月を入れるだけで、請求できる範囲の月数と金額を計算します。登録は不要で、入力内容はブラウザの外に出ません。

  • 時効で消える前の金額が分かる
  • 固定残業代を引いた不足額が出る
  • 管理監督者に当たるかも5問で確認
無料で試算する

関連する記事

無料で試算するESTIMATE — 登録不要